特別支援を活用しようその7
今回は、長野地区にある「6校ネット」についてご紹介します。
長野市・須坂市・千曲市には、6つの県立・市立の特別支援学校があります。
(長野養護学校/長野ろう学校/長野盲学校/若槻養護学校/須坂支援学校/稲荷山養護学校)
この6校は互いに連携があり、それぞれの専門性を生かした教育相談を行っています。
地域の普通小学校に進学した場合、その小学校に特別支援の専門家がいない場合があります。
(特別支援学級の先生も、必ずしも特別支援のスペシャリストではありません。むしろ普通の先生が担当している場合がよくあります)
でも、地域にはこのような資源があるのですから、ぜひ教育相談を活用してほしいと思います。
盲学校は、目の見えない子だけが相談するところだとは思っていませんか?
でも、識字障害(字がなかなか覚えられない、読み書きが苦手)などについても相談にのってもらえます。よく言われるビジュアルトレーニングなどについても、教えてもらえるかもしれませんね。
またろう学校は、耳の聞こえない子だけではなく、「聞こえ」や「ことば・コミュニケーション」に関する相談にのってもらえます。
若槻養護学校では、保育園や学校の生活になじめない、不登校気味のお子さんについての相談にものってもらえます。
学校名から限定したイメージを抱きがちですが、どの学校も専門性を生かして非常に幅広い支援を行っているようです。
相談に行くと、その子が在籍する保育園や学校に来てお子さんを観察し、よりよい支援の在り方を保護者や保育者、支援者にアドバイスしてくれたり、より適切な支援の機関を紹介してくれたりします。
なお、信州大学教育学部付属特別支援学校でも、知的障害に関する相談を行っているそうです。
電話026-241-1177 教頭:志川先生
長野市・須坂市・千曲市には、6つの県立・市立の特別支援学校があります。
(長野養護学校/長野ろう学校/長野盲学校/若槻養護学校/須坂支援学校/稲荷山養護学校)
この6校は互いに連携があり、それぞれの専門性を生かした教育相談を行っています。
地域の普通小学校に進学した場合、その小学校に特別支援の専門家がいない場合があります。
(特別支援学級の先生も、必ずしも特別支援のスペシャリストではありません。むしろ普通の先生が担当している場合がよくあります)
でも、地域にはこのような資源があるのですから、ぜひ教育相談を活用してほしいと思います。
盲学校は、目の見えない子だけが相談するところだとは思っていませんか?
でも、識字障害(字がなかなか覚えられない、読み書きが苦手)などについても相談にのってもらえます。よく言われるビジュアルトレーニングなどについても、教えてもらえるかもしれませんね。
またろう学校は、耳の聞こえない子だけではなく、「聞こえ」や「ことば・コミュニケーション」に関する相談にのってもらえます。
若槻養護学校では、保育園や学校の生活になじめない、不登校気味のお子さんについての相談にものってもらえます。
学校名から限定したイメージを抱きがちですが、どの学校も専門性を生かして非常に幅広い支援を行っているようです。
相談に行くと、その子が在籍する保育園や学校に来てお子さんを観察し、よりよい支援の在り方を保護者や保育者、支援者にアドバイスしてくれたり、より適切な支援の機関を紹介してくれたりします。
長野盲学校
・見ることに課題があり、環境認知や読み書きに困難のあるお子さんの支援を行っています。
・本やテレビを見るとき顔を近づける、転びやすい/友達の顔、場所、文字などが、なかなか覚えられない/視力は良いのに、読み書きが難しい・・・など。電話026-243-7789 教育相談:三井先生
長野ろう学校
・きくことに課題があり、コミュニケーションに困難があるお子さんの支援を行っています。
・何度も聞き返したりテレビの音量を大きくしたりする。
・ことばがなかなか出ない、発音が気になる・・・など。電話026-241-5320 教育相談:江守先生
長野養護学校
・知的障害や自閉症などのために人との関わりやことばの発達、集団の中での過ごし方などに困難のあるお子さんの支援を行っています。
・身辺処理(食事、排泄、着替えなど)の自立には?
・園や学校など、集団活動での援助は?
・地域の福祉サービスや就労に関する情報など知りたい・・・電話026-296-8393 教育相談:西澤先生
稲荷山養護学校
・からだのどこかが不自由なため歩くことやからだを動かすことが困難なお子さんへの支援を行っています。
・知的障害や自閉症などのために人との関わりやことばの発達、集団の中での過ごし方などに困難のあるお子さんの支援を行っています。
・車いすや補助具、自助具の使い方は?
・パソコンや支援機器の活用について、コミュニケーション、教材・教具の工夫について知りたい
・摂食指導について相談したい
(その他長野養護学校と共通) 電話026-272-2068 教育相談:赤塚先生
須坂支援学校
・知的障害や自閉症などのために人との関わりやことばの発達、集団の中での過ごし方などに困難のあるお子さんの支援を行っています。
・地域の子どもが地域でともに育つ教育環境の整備を行っています。
・就学や進路について困っている。
(その他長野・稲荷山養護と共通)電話026-245-0082 教育相談:中村先生
若槻養護学校
・からだや心にさまざまな病気をかかえたお子さんへの支援を行っています。
・病気のために学校へ通えなくなってしまった。
・園や学校の生活にうまくなじめない。
・学校を休みがちなのが心配。
・就学や進路について困っている。 電話026-295-5060 教育相談:馬場先生
なお、信州大学教育学部付属特別支援学校でも、知的障害に関する相談を行っているそうです。
電話026-241-1177 教頭:志川先生
特別支援を活用しようその6
前回、「特別支援教育支援員」が不足しているということを書きました。
その場合、手だてがないわけではありません。
保護者が、応援として学生のボランティアなどをお願いするケースもあるようですが、学校側がボランティアを探してくれるケースもあるようです。
たとえば教育学部の学生にボランティア(週1でも2でも)を依頼したり、教員免許をもっている保護者にボランティアの募集をかけたりするということもあるようです。
特別支援学級の先生は、児童8人につき1人ですが、子供の状況によって明らかに1人では大変な場合があります。
そんなときは、子どもがたとえ4人であっても、そういった形で支援が入るといいなあと思います。
♪ ♪ ♪
さて、今回は、個別の指導計画・個別の教育支援計画についてです。
特別支援学校に進学した場合、こうした個別の支援計画を立てることが義務付けられています。
私も、特別支援学校に通っているお友達の支援計画を見せてもらったことがありますが、びっちり書かれていてすごいです。
そして、保護者の要望も取り入れてくれます。
しかし普通小学校に進学した場合は、義務づけられていないようです。
お子さんの通っている小学校では、個別の支援計画を立ててくれているでしょうか。
そして、支援会議を開いてくれているでしょうか。
もしそうでない場合は、保護者がお願いをするとよいようです。
やっぱりひとりだけいい先生がいてもダメで、チームでその子にあたり、学校全体が支援のスキルをあげていくことが大事のようです。
いい先生がひとりだけいても、その先生が転出されたら、ダメになっちゃった、では困りますものね。
個別の支援計画は、確かに立てるのが大変です。
でもそれがあると、先生の方でも、指導がしやすくなるようです。
いつもいつもビデオを見せられているとか、いつもいつもクッキングばかりとか、この子はこの教科は苦手だからと教科指導をしないで別のことばかりさせられるとか、そういうことがなくなって親も安心ですよね。
http://kchan.naganoblog.jp/e773920.html
親は、苦手なら苦手なりに、ゆっくりでもいいから、少しずつでも伸びていって欲しいと願うものですから。
つづきます。
その場合、手だてがないわけではありません。
保護者が、応援として学生のボランティアなどをお願いするケースもあるようですが、学校側がボランティアを探してくれるケースもあるようです。
たとえば教育学部の学生にボランティア(週1でも2でも)を依頼したり、教員免許をもっている保護者にボランティアの募集をかけたりするということもあるようです。
特別支援学級の先生は、児童8人につき1人ですが、子供の状況によって明らかに1人では大変な場合があります。
そんなときは、子どもがたとえ4人であっても、そういった形で支援が入るといいなあと思います。
♪ ♪ ♪
さて、今回は、個別の指導計画・個別の教育支援計画についてです。
特別支援学校に進学した場合、こうした個別の支援計画を立てることが義務付けられています。
私も、特別支援学校に通っているお友達の支援計画を見せてもらったことがありますが、びっちり書かれていてすごいです。
そして、保護者の要望も取り入れてくれます。
しかし普通小学校に進学した場合は、義務づけられていないようです。
お子さんの通っている小学校では、個別の支援計画を立ててくれているでしょうか。
そして、支援会議を開いてくれているでしょうか。
もしそうでない場合は、保護者がお願いをするとよいようです。
個別の指導計画・・・勉強に関すること。この学期にこの教科ではどこまで到達することを目指すか、その子にあった課題は何かを設定する。
個別の教育支援計画・・・将来のことを考えていくためのきっかけ。もっと幅広い人がかかわる。成育歴、療育歴、どんなサービスを使っているか、どんな仕事につきたいか。
支援会議・・・関係者が集まって情報を共有する
やっぱりひとりだけいい先生がいてもダメで、チームでその子にあたり、学校全体が支援のスキルをあげていくことが大事のようです。
いい先生がひとりだけいても、その先生が転出されたら、ダメになっちゃった、では困りますものね。
個別の支援計画は、確かに立てるのが大変です。
でもそれがあると、先生の方でも、指導がしやすくなるようです。
いつもいつもビデオを見せられているとか、いつもいつもクッキングばかりとか、この子はこの教科は苦手だからと教科指導をしないで別のことばかりさせられるとか、そういうことがなくなって親も安心ですよね。
http://kchan.naganoblog.jp/e773920.html
親は、苦手なら苦手なりに、ゆっくりでもいいから、少しずつでも伸びていって欲しいと願うものですから。
つづきます。
特別支援を活用しようその5
前回、地域の小学校で障害のある子どもを支援してくれる人たちとして、「特別支援教育支援員」の紹介をしました。
学校の中で、障害のある子どもの日常生活の介助をしたり、教室移動を助けてくれたり、学校行事のサポートをしたりしてくれる人です。
これについてはいくつか問題があります。
(1)数が足りない
「特別支援教育支援員」は、文部省が2007年{平成19年)から全公立小中学校に1人ずつ配置することを進めていて、自治体には1人ずつ配置に相当する費用が配分されていますが、採用数は自治体の裁量に任されているそうです。
つまり本当は各学校に一人分の費用は国から出ているけれど、どれだけつけるかは各自治体次第なんですね。
・・・では、長野県はどうなのでしょうか?
ここに資料が載っています。
文部科学省のデータ
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/005/001.htm
各県の順位が載っています
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hisata/sienin.htm
国の方針が出されてからすぐの調査なので、対応しきれていない県もあるかもですが、
長野県は平成19年7月1日現在 1校につき0.57人 充足率順位は全国20位となっています。
(ちなみに1位は神奈川県の1校に1.54人。各校に1人以上いることになります)
また、08(2008年、平成20年)年2月の文部科学省調査によると、充足率は全国平均69パーセントに対し長野県は57パーセントと、大きく下回っている状況にあるそうです。
長野県、出遅れていますね。
人が足りないとどういうことになるんでしょうか?
ひとつは、特別支援学級の子供が、行事などのときに「学校でお留守番」(一緒に参加できない)という事態が起きています。
「参加させたいなら、親が(支援者として)参加してください」と、親に支援の要請がくるようです。
でも、小中学校で、遠足や社会見学のときに、その子だけ親が一緒についてくるというのは、子供の心の発達の上でよくないというのは誰もが思うことですよね。親から離れて集団の生活をするのが学校ですから。
それから、特別支援学級に在籍していても、本人が他の子と一緒に参加できる授業は、できるだけ原学級(普通学級)で受けるということがあるのですが(たとえば算数や国語は別教室でも、体育や音楽は一緒、など)、人手が足りないことを理由に、本人にその能力があっても原学級での時間を減らされることが行われています。
第1位の神奈川県の小学校に通っている人の話では、そこでは特別支援学級に在籍している子供も、高学年になってからもほとんどの授業を原学級で受けることができるという話でした。
(長野だとそれができるのはせいぜい小学校1年の間だけで、2年生になると「手が足りない」を理由に原学級と一緒に行動するチャンスがぐんと減らされます)
神奈川県では、その子の能力に応じて、一番適した環境で授業が受けられるように環境が整っているという印象を持ちました。
(2)細切れである
「特別支援教育支援員」はパート勤務で、募集条件に学歴、教員免許の有無の条件はなく、週に12時間など細切れの支援だそうです。
学校の授業は1日5時間として週に25時間あります。つまり、支援員がつくのは週に半分くらい、ということになります。
たとえば、小学校に特別支援学級がなく、障害のある子が地元の小学校に進んだ場合、支援員をつけて普通学級で授業、ということになりますが、その道を選んでも支援員は半分くらいしかつかないということになりますね。
そういうときは学生のボランティアをお願いしているところもあるようです。
(もっとも、「特別支援教育支援員」もボランティア感覚の報酬です。コンビニでバイトした方が生活できると言われています・・・
)
こうしてみると、「特別支援教育支援員」の介助を期待して普通小学校へ進学した場合は、この「人員不足」「時間不足」のことを覚悟しておかなければならないことになりますね。
長野県も、充足率アップに努めてほしいものです(お金は交付されているわけですから)。
つづきます。
学校の中で、障害のある子どもの日常生活の介助をしたり、教室移動を助けてくれたり、学校行事のサポートをしたりしてくれる人です。
これについてはいくつか問題があります。
(1)数が足りない
「特別支援教育支援員」は、文部省が2007年{平成19年)から全公立小中学校に1人ずつ配置することを進めていて、自治体には1人ずつ配置に相当する費用が配分されていますが、採用数は自治体の裁量に任されているそうです。
つまり本当は各学校に一人分の費用は国から出ているけれど、どれだけつけるかは各自治体次第なんですね。
・・・では、長野県はどうなのでしょうか?
ここに資料が載っています。
文部科学省のデータ
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/005/001.htm
各県の順位が載っています
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hisata/sienin.htm
国の方針が出されてからすぐの調査なので、対応しきれていない県もあるかもですが、
長野県は平成19年7月1日現在 1校につき0.57人 充足率順位は全国20位となっています。
(ちなみに1位は神奈川県の1校に1.54人。各校に1人以上いることになります)
また、08(2008年、平成20年)年2月の文部科学省調査によると、充足率は全国平均69パーセントに対し長野県は57パーセントと、大きく下回っている状況にあるそうです。
長野県、出遅れていますね。

人が足りないとどういうことになるんでしょうか?
ひとつは、特別支援学級の子供が、行事などのときに「学校でお留守番」(一緒に参加できない)という事態が起きています。
「参加させたいなら、親が(支援者として)参加してください」と、親に支援の要請がくるようです。
でも、小中学校で、遠足や社会見学のときに、その子だけ親が一緒についてくるというのは、子供の心の発達の上でよくないというのは誰もが思うことですよね。親から離れて集団の生活をするのが学校ですから。
それから、特別支援学級に在籍していても、本人が他の子と一緒に参加できる授業は、できるだけ原学級(普通学級)で受けるということがあるのですが(たとえば算数や国語は別教室でも、体育や音楽は一緒、など)、人手が足りないことを理由に、本人にその能力があっても原学級での時間を減らされることが行われています。
第1位の神奈川県の小学校に通っている人の話では、そこでは特別支援学級に在籍している子供も、高学年になってからもほとんどの授業を原学級で受けることができるという話でした。
(長野だとそれができるのはせいぜい小学校1年の間だけで、2年生になると「手が足りない」を理由に原学級と一緒に行動するチャンスがぐんと減らされます)
神奈川県では、その子の能力に応じて、一番適した環境で授業が受けられるように環境が整っているという印象を持ちました。
(2)細切れである
「特別支援教育支援員」はパート勤務で、募集条件に学歴、教員免許の有無の条件はなく、週に12時間など細切れの支援だそうです。
学校の授業は1日5時間として週に25時間あります。つまり、支援員がつくのは週に半分くらい、ということになります。
たとえば、小学校に特別支援学級がなく、障害のある子が地元の小学校に進んだ場合、支援員をつけて普通学級で授業、ということになりますが、その道を選んでも支援員は半分くらいしかつかないということになりますね。
そういうときは学生のボランティアをお願いしているところもあるようです。
(もっとも、「特別支援教育支援員」もボランティア感覚の報酬です。コンビニでバイトした方が生活できると言われています・・・

こうしてみると、「特別支援教育支援員」の介助を期待して普通小学校へ進学した場合は、この「人員不足」「時間不足」のことを覚悟しておかなければならないことになりますね。
長野県も、充足率アップに努めてほしいものです(お金は交付されているわけですから)。
つづきます。
特別支援を活用しようその4
今回からは小学校に入ってからの話です。
特別支援学校(いわゆる養護学校)に入学した子供たちには、いろいろと手厚い支援が待っています。
でも、地域の普通小学校に進んだ子どもたちはどうでしょうか。
十分な支援が受けられるのでしょうか。
まず大事なことは、学校の中で、障害のある子どもの支援について助けてくれる人を知っておくことです。
(1)特別支援教育コーディネーター
公立学校では、100%どこの学校にも指名されていることになっています。
ただし、どれだけ熱意のある人であるかは、残念ながらその個人により差があるようです。
特別支援教育コーディネーターに指名されている人は、担任をもっている先生の場合もあるし、教頭先生がなっている場合もあります。
特別支援教育コーディネーターという人は、一体何をしてくれる人なのでしょうか。
その人が、障害のある子どもに直接勉強を教えてくれるわけではありません。
特別支援教育コーディネーターがしてくれることは、外部の専門機関との連携などの調整です。
つまり、必要なところに連絡をとってくれ、その子に必要な支援ができるようにしてくれる人なのです。
たとえば、聴覚に心配のあるお子さんがいたとします。その子が普通小学校で生活していくのに、周りはどのような配慮が必要なのか、といったことについて、特別支援教育コーディネーターの人がろう学校に連絡をとり、専門の先生に来てもらって本人なり担当職員なりに指導してもらったりするなどが考えられます。
(2)養護教諭(いわゆる保健の先生)
現代の学校では、保健の先生の果たす役割がとても重要になってきています。
怪我をしたとき、具合が悪いときだけでなく、教室に入れない子供たちや、悩み事のある子どもたちの相談役でもあるのです。
(3)特別支援教育支援員
これは、学校の中で、障害のある子どもの日常生活の介助をしたり、車いすの子どもが教室を移動するときに介助したり、修学旅行や運動会など学校行事のときにサポートしてくれたり、授業中、たとえば調理実習や彫刻など制作のときに子供たちの間に入ってサポートしたりします。
・・・さて、(3)の「特別支援教育支援員」については、いろいろと問題があるので、詳しくは次回に続きます。
特別支援学校(いわゆる養護学校)に入学した子供たちには、いろいろと手厚い支援が待っています。
でも、地域の普通小学校に進んだ子どもたちはどうでしょうか。
十分な支援が受けられるのでしょうか。
まず大事なことは、学校の中で、障害のある子どもの支援について助けてくれる人を知っておくことです。
(1)特別支援教育コーディネーター
公立学校では、100%どこの学校にも指名されていることになっています。
ただし、どれだけ熱意のある人であるかは、残念ながらその個人により差があるようです。

特別支援教育コーディネーターに指名されている人は、担任をもっている先生の場合もあるし、教頭先生がなっている場合もあります。
特別支援教育コーディネーターという人は、一体何をしてくれる人なのでしょうか。
その人が、障害のある子どもに直接勉強を教えてくれるわけではありません。
特別支援教育コーディネーターがしてくれることは、外部の専門機関との連携などの調整です。
つまり、必要なところに連絡をとってくれ、その子に必要な支援ができるようにしてくれる人なのです。
たとえば、聴覚に心配のあるお子さんがいたとします。その子が普通小学校で生活していくのに、周りはどのような配慮が必要なのか、といったことについて、特別支援教育コーディネーターの人がろう学校に連絡をとり、専門の先生に来てもらって本人なり担当職員なりに指導してもらったりするなどが考えられます。
(2)養護教諭(いわゆる保健の先生)
現代の学校では、保健の先生の果たす役割がとても重要になってきています。
怪我をしたとき、具合が悪いときだけでなく、教室に入れない子供たちや、悩み事のある子どもたちの相談役でもあるのです。
(3)特別支援教育支援員
これは、学校の中で、障害のある子どもの日常生活の介助をしたり、車いすの子どもが教室を移動するときに介助したり、修学旅行や運動会など学校行事のときにサポートしてくれたり、授業中、たとえば調理実習や彫刻など制作のときに子供たちの間に入ってサポートしたりします。
・・・さて、(3)の「特別支援教育支援員」については、いろいろと問題があるので、詳しくは次回に続きます。
特別支援を活用しようその3
前回、認定就学の話をしました。
県下で認定就学者の数はたった2名。(平成16年)
それ以外の、普通小学校に進学した養護判定の出た子供たちはどうしたのでしょうか。
そういう子供たちは、保護者の強い希望によって、保護者の負担のもとに普通学校に就学しているということになるようです。
この子たちは「現行法制度上明確に位置づけられていないがゆえに、「支援の制度的・法的保障がない」のです。
そういえば、知人に、仕事をやめて毎日学校に通い、子供に付き添っているお母さんがいました。
その子は養護判定が出ていましたけど、入学して1年ちょっとでもう自分でお手紙を書けるくらいになりましたよ。
お友達の刺激ってすごいんです。
親だったら、子どもの可能性にかけてチャレンジしてみたいという気持ちをもっても自然のことだと思います。
就学時は、まだほんの6歳ですからね。
(養護学校は、学科の勉強がほとんどないので)
認定就学、みなさん申請しているのかな?申請は市福祉事務所又は町村役場だそうですよ。
(あるいはほとんどが申請しても審査を通して不認定になっているのでしょうか。現状はどうなのでしょうね)
地域の小学校に進んだ子供たち全員が、適切な支援が受けられるようになるといいなと思います。
そして2007年(平成19年)、学校教育法施行令改正があり、「特別支援教育」が位置づけられました。
これはどういうことかというと、特別な場での教育ではなく、ひとりひとりに応じた特別な支援を提供するということです。
つまり、いろいろな学びの「場」を提供するというよりも、普通学級での「多様な学びの保障」をする、そのための多様な「支援」を保障していくということのようです。
また、障害児が就学先を決める際、保護者からの意見をきちんと聴くことも義務づけられたということです。
インクルージョンに向けて一歩進んだ改正なのでしょうね。
長野県就学相談ハンドブックというのを見つけました。ご参考まで。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/tokusyu/tokushi/tokubetsu4/hand_all.pdf
次回は、入学してからのことにつづきます。
県下で認定就学者の数はたった2名。(平成16年)
それ以外の、普通小学校に進学した養護判定の出た子供たちはどうしたのでしょうか。
そういう子供たちは、保護者の強い希望によって、保護者の負担のもとに普通学校に就学しているということになるようです。
この子たちは「現行法制度上明確に位置づけられていないがゆえに、「支援の制度的・法的保障がない」のです。
そういえば、知人に、仕事をやめて毎日学校に通い、子供に付き添っているお母さんがいました。
その子は養護判定が出ていましたけど、入学して1年ちょっとでもう自分でお手紙を書けるくらいになりましたよ。
お友達の刺激ってすごいんです。
親だったら、子どもの可能性にかけてチャレンジしてみたいという気持ちをもっても自然のことだと思います。
就学時は、まだほんの6歳ですからね。
(養護学校は、学科の勉強がほとんどないので)
認定就学、みなさん申請しているのかな?申請は市福祉事務所又は町村役場だそうですよ。
(あるいはほとんどが申請しても審査を通して不認定になっているのでしょうか。現状はどうなのでしょうね)
地域の小学校に進んだ子供たち全員が、適切な支援が受けられるようになるといいなと思います。
そして2007年(平成19年)、学校教育法施行令改正があり、「特別支援教育」が位置づけられました。
これはどういうことかというと、特別な場での教育ではなく、ひとりひとりに応じた特別な支援を提供するということです。
つまり、いろいろな学びの「場」を提供するというよりも、普通学級での「多様な学びの保障」をする、そのための多様な「支援」を保障していくということのようです。
また、障害児が就学先を決める際、保護者からの意見をきちんと聴くことも義務づけられたということです。
インクルージョンに向けて一歩進んだ改正なのでしょうね。
長野県就学相談ハンドブックというのを見つけました。ご参考まで。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/tokusyu/tokushi/tokubetsu4/hand_all.pdf
次回は、入学してからのことにつづきます。
特別支援を活用しようその2
特別支援教育の流れを見ています。
さて、前回は、子供を学校に通わせる義務はあったのに、30年間も、通わせる学校がない状態があったことを書きました。
それまで、障害のある子どもたちはどうしていたのでしょうか?
それは、就学猶予・就学免除という制度を使っていたのです。
保護者が教育委員会に猶予と免除をお願いして、教育委員会がそれを許可する、という形になっていたようです。
親は通わせたいと思っていても学校がないから行けないのに、親の方から猶予してくださいってお願いして許可してもらうって、変な話ですよね^^;
1979年といえば、私は中学2・3年の頃です。(年がバレますね^^;)
そんな頃まで、学校に行って教育を受けさせてもらえない、障害のある子供たちがたくさんいたんだな~と思います。
もちろん、障害のある子どもと共に学んだ経験もありません。
私たちの年代はみんなそうだと思います。
わが子に障害があるとわかったときに真っ暗になってしまうのは、一緒に過ごしていないところからも来ているんじゃないかな~と思います。
さて、学校に通えるようになったのはいいのですが、障害のある子を地域の普通小学校に通わせようとすると、排除される傾向がありました。
「養護学校があるじゃないか」というわけですね。
2002年に、新たに、認定就学という制度ができ、「市町村の教育委員会が当該市町村の設置する小学校又は中学校において適切な教育を受けることができる特別の事情があると認める者については、小学校又は中学校に就学させることとする制度」になりました。
・・・え?2002年ですか?つい最近の話なんですね。
今10歳くらいのお子さんより上のお子さんは、普通小学校に入っても排除される傾向があったということになります。
ところがです。
各都道府県の小学校における認定就学による入学者の状況というのを見てもらえばおわかりのように、
http://www.coffeetime.jp/news/education2/21.html
認定就学者の数はとても少ないです。
長野県は、平成16年でたったの2名ですよ。
盲・ろう・養護学校の判定を受けて、普通小学校に進学した子どもの数、2名だけであるはずはないですよね。
そういうこどもたちはどういう位置づけなの?
つづきます。^^;
さて、前回は、子供を学校に通わせる義務はあったのに、30年間も、通わせる学校がない状態があったことを書きました。
それまで、障害のある子どもたちはどうしていたのでしょうか?
それは、就学猶予・就学免除という制度を使っていたのです。
保護者が教育委員会に猶予と免除をお願いして、教育委員会がそれを許可する、という形になっていたようです。
親は通わせたいと思っていても学校がないから行けないのに、親の方から猶予してくださいってお願いして許可してもらうって、変な話ですよね^^;
1979年といえば、私は中学2・3年の頃です。(年がバレますね^^;)
そんな頃まで、学校に行って教育を受けさせてもらえない、障害のある子供たちがたくさんいたんだな~と思います。
もちろん、障害のある子どもと共に学んだ経験もありません。
私たちの年代はみんなそうだと思います。
わが子に障害があるとわかったときに真っ暗になってしまうのは、一緒に過ごしていないところからも来ているんじゃないかな~と思います。
さて、学校に通えるようになったのはいいのですが、障害のある子を地域の普通小学校に通わせようとすると、排除される傾向がありました。
「養護学校があるじゃないか」というわけですね。
2002年に、新たに、認定就学という制度ができ、「市町村の教育委員会が当該市町村の設置する小学校又は中学校において適切な教育を受けることができる特別の事情があると認める者については、小学校又は中学校に就学させることとする制度」になりました。
・・・え?2002年ですか?つい最近の話なんですね。
今10歳くらいのお子さんより上のお子さんは、普通小学校に入っても排除される傾向があったということになります。
ところがです。
各都道府県の小学校における認定就学による入学者の状況というのを見てもらえばおわかりのように、
http://www.coffeetime.jp/news/education2/21.html
認定就学者の数はとても少ないです。
長野県は、平成16年でたったの2名ですよ。
盲・ろう・養護学校の判定を受けて、普通小学校に進学した子どもの数、2名だけであるはずはないですよね。
そういうこどもたちはどういう位置づけなの?
つづきます。^^;
特別支援を活用しようその1
久々に学校シリーズを再開します。
先日、親の会で長野大学の高木先生をお迎えしての講演会が行われました。
なかなか興味深いお話があったので、少しこちらで紹介したいと思います。
(後から自分で調べたことも混じっています)
今回は、現在障害児の教育はどのくらいの権利が保障されているの?ということを知るために、特別支援教育の流れを見ていきたいと思います。
特別支援学校(養護学校)って、一体いつからあるかご存じでしょうか。
Wikipediaで調べると、1875年(明治8年)、京都で聞こえない子供たちを集めて手話を指導し始めたのが最初だそうです。
それまでの、聞こえない子どもたちはどうしていたのでしょう。
「わが指のオーケストラ」という漫画を見ると、ことばに出会うまでのろうの子どもの生活を少し伺い知ることができます。(大正初期を舞台にした漫画です)
手話の歴史、ろう者の文化を垣間見ることのできる傑作なので、興味のある方は読んでみてください。
(私も読みました!すごくいい漫画ですよ)
1947(昭和22年)年、教育基本法・学校基本法で、盲・ろう・養護学校を設置するようにという法令が出ました。
けれども設置は各都道府県に任せるとして、義務ではなかったため、それほど数は増えなかったようです。
長野県若槻養護学校は1956年(昭和30年)、長野養護は1961年(昭和36年)、松本養護は1972年(昭和47年)にできていますから、すぐではなかったのですね。
全国的にも、養護学校の数はまだまだ少なかったようです。
1979年、養護学校設置の義務化がされ、それから学校の数が急に増えていきました。
上田養護1979年(昭和54年)、花田養護1981年(昭和56年)なども、この義務化を受けて設置されたようです。
つまり、子供を学校に通わせる義務はあったのに、30年間も、通わせる学校がない状態があったわけです。
それまで、障害のある子どもたちはどうしていたのでしょうか?
つづく。^^;
先日、親の会で長野大学の高木先生をお迎えしての講演会が行われました。
なかなか興味深いお話があったので、少しこちらで紹介したいと思います。
(後から自分で調べたことも混じっています)
今回は、現在障害児の教育はどのくらいの権利が保障されているの?ということを知るために、特別支援教育の流れを見ていきたいと思います。
特別支援学校(養護学校)って、一体いつからあるかご存じでしょうか。
Wikipediaで調べると、1875年(明治8年)、京都で聞こえない子供たちを集めて手話を指導し始めたのが最初だそうです。
それまでの、聞こえない子どもたちはどうしていたのでしょう。
「わが指のオーケストラ」という漫画を見ると、ことばに出会うまでのろうの子どもの生活を少し伺い知ることができます。(大正初期を舞台にした漫画です)
手話の歴史、ろう者の文化を垣間見ることのできる傑作なので、興味のある方は読んでみてください。
(私も読みました!すごくいい漫画ですよ)
1947(昭和22年)年、教育基本法・学校基本法で、盲・ろう・養護学校を設置するようにという法令が出ました。
けれども設置は各都道府県に任せるとして、義務ではなかったため、それほど数は増えなかったようです。
長野県若槻養護学校は1956年(昭和30年)、長野養護は1961年(昭和36年)、松本養護は1972年(昭和47年)にできていますから、すぐではなかったのですね。
全国的にも、養護学校の数はまだまだ少なかったようです。
1979年、養護学校設置の義務化がされ、それから学校の数が急に増えていきました。
上田養護1979年(昭和54年)、花田養護1981年(昭和56年)なども、この義務化を受けて設置されたようです。
つまり、子供を学校に通わせる義務はあったのに、30年間も、通わせる学校がない状態があったわけです。
それまで、障害のある子どもたちはどうしていたのでしょうか?
つづく。^^;
障害児の就学 その8 お入学講座2012
先日、小学校お入学講座に出てきました。
長野市の小学校お入学の最新情報をお届けします!(*´∀`*)
まず、長野市教育センター指導主事の、前任の金田先生がとってもよい先生だったので、新しい方はどんな方かと、どきどきして行ったのですが・・・
もう大熊先生、好きっ
またまたとってもいい先生が来てくださって、長野市も安泰だ~という気分で嬉しくなって帰ってまいりました。
長野市では、今年度の医療的ケアの必要な子に看護師資格をもつ支援員をつけてくれたことからもわかるように、インクルーシブ教育が進んでいます。
1~2年前では取り合ってもくれなかったことが、今では実現しているということです。
これからの人は、いい時期に就学を迎えますね
♪ ♪ ♪
長野市の障害児の就学については就学シリーズ(1~7)に詳しく書いてあります。
今回は、新情報および再度確認したいことのみピックアップします。
(1)最初の窓口は自分の通学区の学校長
・・・というのは変わらないのですが、同時に保育園園長にも告げておくことが大事です。
というのも、小学校で保育園での普段の様子を見に来たり、園から資料をお願いしたりするからです。
各校長先生には、センターの方から、「保育園園長とも一緒に話しあいをもってください」と言ってあるそうです。
(2)教育相談
教育相談の申し込みは、保護者の了解のもとに学校長が申し込みます。保護者と教育センターは直接やりとりしません。学校を通して行います。
(教育相談って何?という方はこちら)
「保護者の了解のもとに」というのがミソですね。親が子供に特別な支援が必要だと考えた場合に、就学指導委員会にかけられるのです。
(3)教育相談の申し込みは早めに!!
教育相談は、お子さんが年長になった年の4月から受け付けています。
早めに相談しないとどうなるのでしょうか。
教育相談を申し込んでから就学判定が出るまでには時間がかかります(申し込んでから2カ月くらいかかります。少人数の職員で以上に多くの相談を行っているので)。
12月くらいまでに判定が出ないと、学級を作るなどの予算が間に合いません。
いくら長野市でインクルーシブ教育が進んできたといっても、予算を立てた後ではどうすることもできないのです。
とにかく年長さんになったら早目に学校へ足を運ぶのがいいということです。
(去年の先生は「遅くとも夏休み前までには」と言っていました。)
(4)親は検査結果をもらえる
就学相談のときに、いろいろ検査を行います。
その結果は、親は当然知る権利があります。
これまでは教えてもらえなかったのですが、一昨年から全面開示、コピーも可になったそうです。
そこで、一回目の教育相談のときに、「検査の結果がまとまったら、ぜひ三者懇談をお願いしたい」と申し込んでおきます。
すると判定が出る前に3回目の懇談を行ってくれます。
判定が出てからだと、就学指導書や検査結果は校長のもとに渡り、開示のことを知らない校長だとコピーはダメなどと言われる場合があるので、校長に渡る前に三者懇談をしてもらえるようお願いしておくとよいそうです。
(5)就学判定を出す人は
ちなみに就学判定(就学指導書)を出すのは教育センターの相談員ではなく、就学指導委員会という大学教授、専門医、保健所、相談支援員、小・中・特別支援学校各校の校長、教頭、教諭、幼稚園長など14名のメンバーからなる委員会ですので、お間違えなく。
(6)小学校の通級による指導
普通学級に在籍して、通級する場合です。
週8単位程度、年間280単位時間を上限とする、となっていますが、対象となる子供の人数が多くてなかなか通えない(態勢が整っていない)のが現状です。
現在は「ことばの教室」(5教室)の他に、発達障害通級指導教室(川中島小の「さわやか教室」、鍋屋田小の「学びの教室」)が平成24年から設置されています。(川向うが川中島、川のこっち側が鍋屋田小です)
(7)年中さんから動いてもいい
参加者の質問に出たことですが、希望する小学校に特別支援学級がないなどの状況がある場合は、年中さんくらいから小学校に顔見せして「今度こういう子が来ます」というのを伝えておくのがいいということでした。
(就学相談は年長さんになってからですが)
校長先生にも心づもりができますしね。
それに年長さんになって早めに就学相談を申し込むには、年中さんのときから学校見学などへ行き、親がある程度気持ちを固めておく必要があるので、そういう意味ではもう年中さんから就学を意識して動きだしてもいいということになります。
♪ ♪ ♪
そうそう、今回の講座には話が出てこなかったですが、特別支援学級や特別支援学校に入った場合には、保護者の収入に応じて特別支援教育就学奨励費が出ます。
入学用に買ったランドセルや学用品などのレシートはしっかりとっておきましょう
長野市の小学校お入学の最新情報をお届けします!(*´∀`*)
まず、長野市教育センター指導主事の、前任の金田先生がとってもよい先生だったので、新しい方はどんな方かと、どきどきして行ったのですが・・・
もう大熊先生、好きっ

またまたとってもいい先生が来てくださって、長野市も安泰だ~という気分で嬉しくなって帰ってまいりました。
長野市では、今年度の医療的ケアの必要な子に看護師資格をもつ支援員をつけてくれたことからもわかるように、インクルーシブ教育が進んでいます。
1~2年前では取り合ってもくれなかったことが、今では実現しているということです。
これからの人は、いい時期に就学を迎えますね

♪ ♪ ♪
長野市の障害児の就学については就学シリーズ(1~7)に詳しく書いてあります。
今回は、新情報および再度確認したいことのみピックアップします。
(1)最初の窓口は自分の通学区の学校長
・・・というのは変わらないのですが、同時に保育園園長にも告げておくことが大事です。
というのも、小学校で保育園での普段の様子を見に来たり、園から資料をお願いしたりするからです。
各校長先生には、センターの方から、「保育園園長とも一緒に話しあいをもってください」と言ってあるそうです。
(2)教育相談
教育相談の申し込みは、保護者の了解のもとに学校長が申し込みます。保護者と教育センターは直接やりとりしません。学校を通して行います。
(教育相談って何?という方はこちら)
「保護者の了解のもとに」というのがミソですね。親が子供に特別な支援が必要だと考えた場合に、就学指導委員会にかけられるのです。
(3)教育相談の申し込みは早めに!!
教育相談は、お子さんが年長になった年の4月から受け付けています。
早めに相談しないとどうなるのでしょうか。
教育相談を申し込んでから就学判定が出るまでには時間がかかります(申し込んでから2カ月くらいかかります。少人数の職員で以上に多くの相談を行っているので)。
12月くらいまでに判定が出ないと、学級を作るなどの予算が間に合いません。
いくら長野市でインクルーシブ教育が進んできたといっても、予算を立てた後ではどうすることもできないのです。
とにかく年長さんになったら早目に学校へ足を運ぶのがいいということです。
(去年の先生は「遅くとも夏休み前までには」と言っていました。)
(4)親は検査結果をもらえる
就学相談のときに、いろいろ検査を行います。
その結果は、親は当然知る権利があります。
これまでは教えてもらえなかったのですが、一昨年から全面開示、コピーも可になったそうです。
そこで、一回目の教育相談のときに、「検査の結果がまとまったら、ぜひ三者懇談をお願いしたい」と申し込んでおきます。
すると判定が出る前に3回目の懇談を行ってくれます。
判定が出てからだと、就学指導書や検査結果は校長のもとに渡り、開示のことを知らない校長だとコピーはダメなどと言われる場合があるので、校長に渡る前に三者懇談をしてもらえるようお願いしておくとよいそうです。
(5)就学判定を出す人は
ちなみに就学判定(就学指導書)を出すのは教育センターの相談員ではなく、就学指導委員会という大学教授、専門医、保健所、相談支援員、小・中・特別支援学校各校の校長、教頭、教諭、幼稚園長など14名のメンバーからなる委員会ですので、お間違えなく。
(6)小学校の通級による指導
普通学級に在籍して、通級する場合です。
週8単位程度、年間280単位時間を上限とする、となっていますが、対象となる子供の人数が多くてなかなか通えない(態勢が整っていない)のが現状です。
現在は「ことばの教室」(5教室)の他に、発達障害通級指導教室(川中島小の「さわやか教室」、鍋屋田小の「学びの教室」)が平成24年から設置されています。(川向うが川中島、川のこっち側が鍋屋田小です)
(7)年中さんから動いてもいい
参加者の質問に出たことですが、希望する小学校に特別支援学級がないなどの状況がある場合は、年中さんくらいから小学校に顔見せして「今度こういう子が来ます」というのを伝えておくのがいいということでした。
(就学相談は年長さんになってからですが)
校長先生にも心づもりができますしね。
それに年長さんになって早めに就学相談を申し込むには、年中さんのときから学校見学などへ行き、親がある程度気持ちを固めておく必要があるので、そういう意味ではもう年中さんから就学を意識して動きだしてもいいということになります。
♪ ♪ ♪
そうそう、今回の講座には話が出てこなかったですが、特別支援学級や特別支援学校に入った場合には、保護者の収入に応じて特別支援教育就学奨励費が出ます。
入学用に買ったランドセルや学用品などのレシートはしっかりとっておきましょう

障害児の就学 その7 さまざまな問題についてその2
ぼやき第二弾です。
今回のぼやきは、長野市における選択肢の狭さについてです。
特に長野市の場合は、入学時点で歩けない子や介助の必要な子の受け入れ先が非常に限られてしまうのが問題だと思います。
以前、「知的障害がないのに普通小学校に入れない?」「知的障害がないのに普通小学校に入れない?つづき」という記事を書きました。
それでは養護学校へ入ることにしたとしましょう。
長野養護学校へ見学に行ったことがありますが、長野養護学校でも、歩けない子は普通クラスには入れず、いわゆる長野養護学校の特別支援学級である「ほほえみ学級」というところに入ります。
そこは、重度の寝たきりの子が多く、今は歩けないけれども知的学習についてはここでは物足りない、という子の行くところがないのです。
つまり今の長野市では、入学時点で歩けないというだけで(たとえば知的に問題がなくても)、ものすごく選択肢が狭まってしまいます。
乙武さんのように身体能力と知的能力にギャップのあるような子がいくところがありません。
私の知人のお子さんは、まだ入学まで数年もあるのにしゃべれるしひらがなも読めます。
でも歩けないので、その子の場合、養護学校に行っても重度の寝たきりの子のクラスに入るしかないのです。
身体の発達がゆっくりの子どもの中には、小学校2・3年生になって歩けるようになる子もいます。
もうちょっと、その子の伸びるところを伸ばしてやれるような環境があってほしいと思わずにはいられません。
長野養護学校は、基本的に「知的障害の子(歩ける子)」をメインとした学校なので仕方がありませんが。
校舎もそれほどバリアフリーではないようです。
歩けない子には、稲荷山養護学校があるといわれるかもしれませんが、稲荷山養護学校は遠いので地域で子どもを育てるとはいえませんし、送迎は親がしなければならないので、とても働いている親やきょうだいのいる子が通うのに適したところではありません。
小学校は養護学校であっても義務教育であるはずですが、親が風邪をひいて送迎ができないと子どもも学校をお休みしなければなりません。親が骨折でもしたら、子どもも何カ月も小学校に通えないんですよ。
おかしいですよね。
また、障害のある子は片親が多いってご存じでしょうか。家族の主な働き手がお母さんである例はたくさんあります。
「障害児の親は仕事をしないもの」というのはとんでもない思いこみだと思います。
養護学校も学年が進むにつれて子どもの数が急増してパンク状態になるのですから、そろそろこの状況をなんとかしないといけない時期にきていると思います。
長野市立の養護学校を作ってほしいものです。(長野県はなかなかお金をくれませんから)
今回のぼやきは、長野市における選択肢の狭さについてです。
特に長野市の場合は、入学時点で歩けない子や介助の必要な子の受け入れ先が非常に限られてしまうのが問題だと思います。
以前、「知的障害がないのに普通小学校に入れない?」「知的障害がないのに普通小学校に入れない?つづき」という記事を書きました。
それでは養護学校へ入ることにしたとしましょう。
長野養護学校へ見学に行ったことがありますが、長野養護学校でも、歩けない子は普通クラスには入れず、いわゆる長野養護学校の特別支援学級である「ほほえみ学級」というところに入ります。
そこは、重度の寝たきりの子が多く、今は歩けないけれども知的学習についてはここでは物足りない、という子の行くところがないのです。
つまり今の長野市では、入学時点で歩けないというだけで(たとえば知的に問題がなくても)、ものすごく選択肢が狭まってしまいます。
乙武さんのように身体能力と知的能力にギャップのあるような子がいくところがありません。
私の知人のお子さんは、まだ入学まで数年もあるのにしゃべれるしひらがなも読めます。
でも歩けないので、その子の場合、養護学校に行っても重度の寝たきりの子のクラスに入るしかないのです。
身体の発達がゆっくりの子どもの中には、小学校2・3年生になって歩けるようになる子もいます。
もうちょっと、その子の伸びるところを伸ばしてやれるような環境があってほしいと思わずにはいられません。
長野養護学校は、基本的に「知的障害の子(歩ける子)」をメインとした学校なので仕方がありませんが。
校舎もそれほどバリアフリーではないようです。
歩けない子には、稲荷山養護学校があるといわれるかもしれませんが、稲荷山養護学校は遠いので地域で子どもを育てるとはいえませんし、送迎は親がしなければならないので、とても働いている親やきょうだいのいる子が通うのに適したところではありません。
小学校は養護学校であっても義務教育であるはずですが、親が風邪をひいて送迎ができないと子どもも学校をお休みしなければなりません。親が骨折でもしたら、子どもも何カ月も小学校に通えないんですよ。
おかしいですよね。
また、障害のある子は片親が多いってご存じでしょうか。家族の主な働き手がお母さんである例はたくさんあります。
「障害児の親は仕事をしないもの」というのはとんでもない思いこみだと思います。
養護学校も学年が進むにつれて子どもの数が急増してパンク状態になるのですから、そろそろこの状況をなんとかしないといけない時期にきていると思います。
長野市立の養護学校を作ってほしいものです。(長野県はなかなかお金をくれませんから)
障害児の就学 その7 さまざまな問題について
今回は、ぼやきです。
えーと、これを言ったら身も蓋もないのかもしれませんが、親がいろいろ悩んで就学先を決めても、結局大事なのは「どこへ行くか」ではなかったりするんですよね。
本当に大事なのはハードよりソフト、つまりそこにいる人(との出会い)だと思います。
つまりここに入れたから安心、ということはないんですよね。
校長先生と話し合いを重ね、「この先生がたなら」と安心して子供を入学させたら、4月から関係者全員が転勤で入れ替わっていたり。(笑)
同じクラスの子どもたちと、とてもいい関係を築ける場合もあれば、いじめられる場合もあったり。
特別支援学級の先生が、特別支援のことを何も知らない先生だったり。
養護学校の先生だって100%特別支援のプロではないかもしれません。
特別支援に対する理解、とは一体なんでしょうか。
中には誤解されている先生もいらっしゃると思います。
・・・これのどこが間違っているのでしょうか。
このサイトがとても参考になります。
これぞ!ユニバーサル教育! ☆サンタ先生ブログ☆
http://ameblo.jp/universaledu/theme-10013484496.html
つまり、特別支援教育というのは、子どもに障がいのレッテルを貼って、障がいを理解したとして、はじくことではなく、その障がいに対応した教育をすることを言うんだと思うのです。
「どうせ学力をつけなくてもいい子たちだから」という感覚は、特別支援教育ではありませんよね。
特別支援級の先生がやたらに出張が多くて、その都度親が「今日は早く迎えにきてください」と言われたり。
授業中しょっちゅうしまじろうのビデオを見せられていたり。
勉強しないでクッキングばかりやっていたり。
たまにならいいんですよ、でも「勉強させないで楽させてあげる」ではなく、その子なりの「できる、わかる喜び」を味あわせてほしいのです。
その辺の親の願いと、先生との温度差がある場合がありますね。
(もちろん、勉強は辛くなければならないということはありませんから、楽しい学習自体は大歓迎なのです。ただ、それが学習であればの話ですね・・・。
親の目には遊んでいるとしか見えないものが、実は大事な学習の意図があって先生がやっておられる場合もあるでしょうから、気になることがあったら、どんどん学校に行って先生とざっくばらんに話をし、親の願いを伝えることも大事だと思います。)
特別支援学級の担当は、資格も経験もない、ふつうの先生がいきなり担当することがよくあるようです。
それは仕方がないこととしても、特別支援学級の先生同士が情報交換をしたり、指導法について相談し合ったりノウハウをシェアできるような横のつながりが必要ではないでしょうか。
特別支援学級担当者会議のようなものが、学校の枠を超えて、行われるというシステムがあればいいのに、と思います。
そうすれば、「運次第」というようなことが解消されるのではないでしょうか。
できることなら、特別支援学校(養護学校)で経験を積んだ先生が、地域の小学校の特別支援のリーダー的存在として出ていくような流れになってほしいものです。
ぼやき つづく

えーと、これを言ったら身も蓋もないのかもしれませんが、親がいろいろ悩んで就学先を決めても、結局大事なのは「どこへ行くか」ではなかったりするんですよね。
本当に大事なのはハードよりソフト、つまりそこにいる人(との出会い)だと思います。
つまりここに入れたから安心、ということはないんですよね。
校長先生と話し合いを重ね、「この先生がたなら」と安心して子供を入学させたら、4月から関係者全員が転勤で入れ替わっていたり。(笑)
同じクラスの子どもたちと、とてもいい関係を築ける場合もあれば、いじめられる場合もあったり。
特別支援学級の先生が、特別支援のことを何も知らない先生だったり。
養護学校の先生だって100%特別支援のプロではないかもしれません。
特別支援に対する理解、とは一体なんでしょうか。
中には誤解されている先生もいらっしゃると思います。
たとえば・・・
国語の時間、みんなが漢字の練習をしているときに、ひとりだけ参加していない子がいます。
すると「この子、LDなので漢字が書けないんですよ。なので、みんなが漢字の練習を終わるのを待っているんです」
あるいは
算数の時間、みんなが数の勉強をしているとき、ひとりだけお絵かきしている子がいます。
すると「この子、ダウン症なので算数ができないんです。なので、この子の得意なお絵かきをさせているんです」
あるいは、
ひとりだけ席につかずに出歩いている子がいます。
「あ、この子はADHDだから、出歩いちゃうんです。だからいいんです」
・・・これのどこが間違っているのでしょうか。
このサイトがとても参考になります。
これぞ!ユニバーサル教育! ☆サンタ先生ブログ☆
http://ameblo.jp/universaledu/theme-10013484496.html
つまり、特別支援教育というのは、子どもに障がいのレッテルを貼って、障がいを理解したとして、はじくことではなく、その障がいに対応した教育をすることを言うんだと思うのです。
「どうせ学力をつけなくてもいい子たちだから」という感覚は、特別支援教育ではありませんよね。
特別支援級の先生がやたらに出張が多くて、その都度親が「今日は早く迎えにきてください」と言われたり。
授業中しょっちゅうしまじろうのビデオを見せられていたり。
勉強しないでクッキングばかりやっていたり。
たまにならいいんですよ、でも「勉強させないで楽させてあげる」ではなく、その子なりの「できる、わかる喜び」を味あわせてほしいのです。
その辺の親の願いと、先生との温度差がある場合がありますね。
(もちろん、勉強は辛くなければならないということはありませんから、楽しい学習自体は大歓迎なのです。ただ、それが学習であればの話ですね・・・。
親の目には遊んでいるとしか見えないものが、実は大事な学習の意図があって先生がやっておられる場合もあるでしょうから、気になることがあったら、どんどん学校に行って先生とざっくばらんに話をし、親の願いを伝えることも大事だと思います。)
特別支援学級の担当は、資格も経験もない、ふつうの先生がいきなり担当することがよくあるようです。
それは仕方がないこととしても、特別支援学級の先生同士が情報交換をしたり、指導法について相談し合ったりノウハウをシェアできるような横のつながりが必要ではないでしょうか。
特別支援学級担当者会議のようなものが、学校の枠を超えて、行われるというシステムがあればいいのに、と思います。
そうすれば、「運次第」というようなことが解消されるのではないでしょうか。
できることなら、特別支援学校(養護学校)で経験を積んだ先生が、地域の小学校の特別支援のリーダー的存在として出ていくような流れになってほしいものです。
ぼやき つづく
障害児の就学 その6 信大付属養護について
ぼやきを書く前に、信州大学教育学部付属養護学校について書くのを忘れていました。
これも長野市ですもんね。
(ここは見学に行ったことはないです)
信大付属は国立なので、予算が決まっていて、子どもの数が増えても先生は増やしてくれません。
(県立の養護学校は、子どもの数に応じて教員が増員されます)
そこで、入学選抜をして、受け入れる人数を制限しています。
なので、養護学校であるにもかかわらず、試験に落ちることがよくあります。
(というか、毎年何人かが落ちているようです)
でもこれは能力の高い人が入れるということではないようです。
大学の付属機関なので、研究テーマがあり、研究テーマに沿った障害名と障害の程度をもった子どもが毎年選ばれるようです。
なので、養護学校に落ちたからといって、悲観する必要はまったくありませんよ。
ほとんどくじのようなものと思っていてもらえばいいと思います。
(軽い障害の子が落ちることもあります)
それから、親が非常に協力的なことが求められるようです。(両親の面接もあります)
何かと言うと親が駆り出されるという話を聞いたことがあります。
あと、これは大事なことですが、信大養護に落ちたからといって、それから教育相談を申し込むのは遅すぎます。
確か合否決定は12月ごろで、その時にはもうどこも間に合わなくなってしまうので、年長さんの年になった春から、信大養護を受験することを打ち明けた上で、それと併行して教育相談を進めることだそうです。
信大付属はとなりに信大付属小学校・中学校がありますが、あまり交流をしているという話は聞きません。
となりに普通小学校があるからといって、交流への期待はできないようです。
(親が熱心に申し込めば、なんとかなるかもしれませんが)
スクールバス、寄宿舎はありません。
ぼやきにつづく
これも長野市ですもんね。
(ここは見学に行ったことはないです)
信大付属は国立なので、予算が決まっていて、子どもの数が増えても先生は増やしてくれません。
(県立の養護学校は、子どもの数に応じて教員が増員されます)
そこで、入学選抜をして、受け入れる人数を制限しています。
なので、養護学校であるにもかかわらず、試験に落ちることがよくあります。
(というか、毎年何人かが落ちているようです)
でもこれは能力の高い人が入れるということではないようです。
大学の付属機関なので、研究テーマがあり、研究テーマに沿った障害名と障害の程度をもった子どもが毎年選ばれるようです。
なので、養護学校に落ちたからといって、悲観する必要はまったくありませんよ。
ほとんどくじのようなものと思っていてもらえばいいと思います。
(軽い障害の子が落ちることもあります)
それから、親が非常に協力的なことが求められるようです。(両親の面接もあります)
何かと言うと親が駆り出されるという話を聞いたことがあります。
あと、これは大事なことですが、信大養護に落ちたからといって、それから教育相談を申し込むのは遅すぎます。
確か合否決定は12月ごろで、その時にはもうどこも間に合わなくなってしまうので、年長さんの年になった春から、信大養護を受験することを打ち明けた上で、それと併行して教育相談を進めることだそうです。
信大付属はとなりに信大付属小学校・中学校がありますが、あまり交流をしているという話は聞きません。
となりに普通小学校があるからといって、交流への期待はできないようです。
(親が熱心に申し込めば、なんとかなるかもしれませんが)
スクールバス、寄宿舎はありません。
ぼやきにつづく
障害児の就学 その5 さまざまなケース
今回は、さまざまなケースについて見ていきます。
(1)特別支援学級判定だけど、就学を希望する小学校に特別支援学級がない
小学校に特別支援学級が設置されるためには、そこに該当する児童が3人集まらないとダメです。
かといって、特別支援学校には、学級判定の子は入学できません。
そこで、考えられるのは、普通学級に入って、加配をつけてもらうことです。
同じ特別支援学級といっても、知的障害児学級と情緒障害児学級は内容が違います。
というのも、情緒障害児学級は、やっている勉強も進度も同じ学年の普通学級と同じだからです。このクラスの子は最終的にいつかは普通学級に戻ることを前提に(目標に)勉強が進められています。
一方知的障害児学級は、いつか普通学級に戻ることを前提としていませんから、学習内容・進度が全然違います。
ですから知的障害児学級に情緒障害の子が入ることも、逆に情緒障害児学級に知的障害の子が入ることも考えられません。
知的障害児が希望する小学校に情緒障害児学級しかない場合も、上と同様、普通学級に入って加配で対応することになります。
※実際周りで聞いた話では、特別支援学級がないからと入学を断られ、遠いところにある、特別支援学級のある小学校に通わされているケースも普通にあるようですが・・・保育園でできた人間関係を大事にして、普通学級に入れて対応してもらうということをお願いしてもいいわけですね。
(2)特別支援学級判定で、その学級もあるけれど、普通学級で学ばせたい
これはいくつかやり方があるでしょう。
・普通学級に入れて、そのままというやり方。
(通級で「ことばの教室」に通わせるくらいで)
新潟県の知人によると、新潟ではインクルージョンが進んでおり、たとえばダウン症の子などでも養護学校はありえないという風潮があるようです。
しかし中身を聞くと、受け入れるけど、特に支援も厚くないようで。悪く言えば受け入れた後はほったらかし。
でも、勉強はたとえば塾でもできるし家でも教えられるけど、仲間とともに過ごす経験は学校でしかできないことを考えると、この選択肢もアリなのかなという気はします。
(学校は社会性を学ぶ場、と考えて)
・普通学級に受け入れて、加配をつける
これは、加配をつけるだけの正当性があるかということにかかってくるでしょう。
このようにお金が余分にかかってくることについては、あまりいい顔をされないかもしれません。
・ボランティアで対応
全国のケースでは、加配がつかなくても、学生ボランティアや市民ボランティアで対応しているところもあるようです。
長野県内でもひと昔前、地域住民のボランティアの協力のもと、車いすの子たちが普通小学校に通えたという事例があったようです。
長野市の場合は、信州大学の学生なんかのボランティアを募り、ついてもらうことも不可能ではないでしょう。
そういう制度は現在の長野市にはありませんが、他県の例を見ると大学と積極的に関わることで、大学の先生を通してボランティアを募ってもらったりすることもあるようです。
今は信大生(教育学部)が教員免許を取るために、福祉施設での実習が必須になっているようです。(ひと昔前はありませんでした)
これも、今はいろんな障害をもった子が小学校に入ってくる現状を受けてのことなのかなと思います。
障害のある子に付き添って、学校内で過ごす時間を週数時間かでもとってもらうことは、将来先生を目指すその学生さんたちにもよい経験となるのではないかと思います。
(保育園などにも、信大生が週一回ほど遊びにきてくれる日がありますね)
(3)就学猶予をしたい
知的に遅れているので、入学を一年遅らせたい、または早産で3月に生まれたりして本来ならばひとつ下の学年なので、入学を一年遅らせたいというケース。
これは、ひと昔前は親の判断でできたようですが、今の長野市ではできないようです。
医師の診断書が必要なようですが、現状ではどんなに重い障害の寝たきりの子でも、就学猶予は認められていないそうです。
これについては、他県の例を見ればもっと柔軟に対応してほしいと思うのですが。
特に、1年入学を待てば判定が変わりそうなケースなどは、これがあるかないかでその後の進路が一変してしまいます。
健常児だって、一年の違いくらい、高校入学や大学入学を機に生じることはよくあることなのですから、長い目で見て考えてほしいものです。
義務教育だから猶予するわけにはいかない、ということであるならば、ぜひとも養護学校からの編入ができるようなシステムを整えてほしいものです。
たとえば2年生になって身辺自立ができた子は、小学校の特別支援学級に編入して、小学校1年生の教科書から勉強することができるような。
というのも、養護学校と特別支援学級では、内容が違いすぎるからです。
養護学校は、教科学習がほとんどありません。
特別支援学級(知的障害児学級)は、他のみんながやっている勉強を、ゆっくり、わかりやすく進めてくれるところです。
この子には教科学習が必要か、必要でないか。
こんなに大きな分かれ道が、6歳の時点でやってきて、その後の選びなおしがきかないのは・・・親にとっても苦悩の元ですね。
次回は、さまざまな問題についてです。(ぼやき)
(1)特別支援学級判定だけど、就学を希望する小学校に特別支援学級がない
小学校に特別支援学級が設置されるためには、そこに該当する児童が3人集まらないとダメです。
かといって、特別支援学校には、学級判定の子は入学できません。
そこで、考えられるのは、普通学級に入って、加配をつけてもらうことです。
同じ特別支援学級といっても、知的障害児学級と情緒障害児学級は内容が違います。
というのも、情緒障害児学級は、やっている勉強も進度も同じ学年の普通学級と同じだからです。このクラスの子は最終的にいつかは普通学級に戻ることを前提に(目標に)勉強が進められています。
一方知的障害児学級は、いつか普通学級に戻ることを前提としていませんから、学習内容・進度が全然違います。
ですから知的障害児学級に情緒障害の子が入ることも、逆に情緒障害児学級に知的障害の子が入ることも考えられません。
知的障害児が希望する小学校に情緒障害児学級しかない場合も、上と同様、普通学級に入って加配で対応することになります。
※実際周りで聞いた話では、特別支援学級がないからと入学を断られ、遠いところにある、特別支援学級のある小学校に通わされているケースも普通にあるようですが・・・保育園でできた人間関係を大事にして、普通学級に入れて対応してもらうということをお願いしてもいいわけですね。
(2)特別支援学級判定で、その学級もあるけれど、普通学級で学ばせたい
これはいくつかやり方があるでしょう。
・普通学級に入れて、そのままというやり方。
(通級で「ことばの教室」に通わせるくらいで)
新潟県の知人によると、新潟ではインクルージョンが進んでおり、たとえばダウン症の子などでも養護学校はありえないという風潮があるようです。
しかし中身を聞くと、受け入れるけど、特に支援も厚くないようで。悪く言えば受け入れた後はほったらかし。
でも、勉強はたとえば塾でもできるし家でも教えられるけど、仲間とともに過ごす経験は学校でしかできないことを考えると、この選択肢もアリなのかなという気はします。
(学校は社会性を学ぶ場、と考えて)
・普通学級に受け入れて、加配をつける
これは、加配をつけるだけの正当性があるかということにかかってくるでしょう。
このようにお金が余分にかかってくることについては、あまりいい顔をされないかもしれません。
・ボランティアで対応
全国のケースでは、加配がつかなくても、学生ボランティアや市民ボランティアで対応しているところもあるようです。
長野県内でもひと昔前、地域住民のボランティアの協力のもと、車いすの子たちが普通小学校に通えたという事例があったようです。
長野市の場合は、信州大学の学生なんかのボランティアを募り、ついてもらうことも不可能ではないでしょう。
そういう制度は現在の長野市にはありませんが、他県の例を見ると大学と積極的に関わることで、大学の先生を通してボランティアを募ってもらったりすることもあるようです。
今は信大生(教育学部)が教員免許を取るために、福祉施設での実習が必須になっているようです。(ひと昔前はありませんでした)
これも、今はいろんな障害をもった子が小学校に入ってくる現状を受けてのことなのかなと思います。
障害のある子に付き添って、学校内で過ごす時間を週数時間かでもとってもらうことは、将来先生を目指すその学生さんたちにもよい経験となるのではないかと思います。
(保育園などにも、信大生が週一回ほど遊びにきてくれる日がありますね)
(3)就学猶予をしたい
知的に遅れているので、入学を一年遅らせたい、または早産で3月に生まれたりして本来ならばひとつ下の学年なので、入学を一年遅らせたいというケース。
これは、ひと昔前は親の判断でできたようですが、今の長野市ではできないようです。
医師の診断書が必要なようですが、現状ではどんなに重い障害の寝たきりの子でも、就学猶予は認められていないそうです。
これについては、他県の例を見ればもっと柔軟に対応してほしいと思うのですが。
特に、1年入学を待てば判定が変わりそうなケースなどは、これがあるかないかでその後の進路が一変してしまいます。
健常児だって、一年の違いくらい、高校入学や大学入学を機に生じることはよくあることなのですから、長い目で見て考えてほしいものです。
義務教育だから猶予するわけにはいかない、ということであるならば、ぜひとも養護学校からの編入ができるようなシステムを整えてほしいものです。
たとえば2年生になって身辺自立ができた子は、小学校の特別支援学級に編入して、小学校1年生の教科書から勉強することができるような。
というのも、養護学校と特別支援学級では、内容が違いすぎるからです。
養護学校は、教科学習がほとんどありません。
特別支援学級(知的障害児学級)は、他のみんながやっている勉強を、ゆっくり、わかりやすく進めてくれるところです。
この子には教科学習が必要か、必要でないか。
こんなに大きな分かれ道が、6歳の時点でやってきて、その後の選びなおしがきかないのは・・・親にとっても苦悩の元ですね。
次回は、さまざまな問題についてです。(ぼやき)
障害児の就学 その4 最終決定に向けてその2
さて、就学指導委員会の判定が出ました。
これを受けて、小学校は保護者との面談を行います。
長野市では、「最終判断をするのは、あくまでも保護者である」ということになっています。
ひと昔前は、判定がすべてで、保護者はただその決定に従っていればよかったようですが、今は、保護者が責任もってその子の就学先を考える必要が出てきました。
保護者の希望と、判定結果が一致する場合は問題ありません。
共通認識が得られたら、特別支援学級や普通学級の場合、長野市の教育委員会から入学通知書が届きます。
特別支援学校(養護学校)の場合は、長野県教育委員会から入学通知書が届きます。
(須坂市立の須坂支援学校は、須坂市在住でないと入れません。長野盲学校(視覚障害)、長野ろう学校(聴覚障害)、長野養護学校(知的障害)、稲荷山養護学校(知的・肢体不自由)、若槻養護学校(病弱)は県立なので。信大付属特別支援学校は国立なので、また別です)
問題は、判定結果と、親の希望が食い違っている場合です。
判定結果とは違った進路を選ぶ場合を「異なる措置」と呼びます。
といっても、前回書いたように、予算の関係で、障害の軽い子が、より重い子のための学校(より手厚い方)に入ることはできません。
普通学級判定の子が特別支援学級に入ることも、すんなりとはいかないでしょう。
ですから問題となるのは通常、その子の障害より軽い方の学校やクラスを希望する場合です。(特別支援学校判定を受けた子が特別支援学級に入りたい場合、また特別支援学級判定を受けた子が普通学級に入りたい場合)
こちらは、より経費がかからない方の選択ですから、学校が簡単に拒否することはできません。
しかし、本当にその子の成長のために何が必要かという観点から、親と学校双方がよく話しあうことが求められます。
特に、その子にとって過度に不釣り合いな環境に置かれた場合、二次障害といって、本来の障害以外に障害をきたすことがあるので、注意が必要です。(ひきこもり、情緒障害、不登校など)
校長先生との話し合いがうまく折り合いがつかず、行き詰った場合はどうすればいいでしょうか?
その場合は、学校教育課に相談します。
ここには特別支援教育専門の担当指導主事がいるので、相談に乗ってくれるようです。
次回は、さまざまなケースについて、見ていきます。
これを受けて、小学校は保護者との面談を行います。
長野市では、「最終判断をするのは、あくまでも保護者である」ということになっています。
ひと昔前は、判定がすべてで、保護者はただその決定に従っていればよかったようですが、今は、保護者が責任もってその子の就学先を考える必要が出てきました。
保護者の希望と、判定結果が一致する場合は問題ありません。
共通認識が得られたら、特別支援学級や普通学級の場合、長野市の教育委員会から入学通知書が届きます。
特別支援学校(養護学校)の場合は、長野県教育委員会から入学通知書が届きます。
(須坂市立の須坂支援学校は、須坂市在住でないと入れません。長野盲学校(視覚障害)、長野ろう学校(聴覚障害)、長野養護学校(知的障害)、稲荷山養護学校(知的・肢体不自由)、若槻養護学校(病弱)は県立なので。信大付属特別支援学校は国立なので、また別です)
問題は、判定結果と、親の希望が食い違っている場合です。
判定結果とは違った進路を選ぶ場合を「異なる措置」と呼びます。
といっても、前回書いたように、予算の関係で、障害の軽い子が、より重い子のための学校(より手厚い方)に入ることはできません。
普通学級判定の子が特別支援学級に入ることも、すんなりとはいかないでしょう。
ですから問題となるのは通常、その子の障害より軽い方の学校やクラスを希望する場合です。(特別支援学校判定を受けた子が特別支援学級に入りたい場合、また特別支援学級判定を受けた子が普通学級に入りたい場合)
こちらは、より経費がかからない方の選択ですから、学校が簡単に拒否することはできません。
しかし、本当にその子の成長のために何が必要かという観点から、親と学校双方がよく話しあうことが求められます。
特に、その子にとって過度に不釣り合いな環境に置かれた場合、二次障害といって、本来の障害以外に障害をきたすことがあるので、注意が必要です。(ひきこもり、情緒障害、不登校など)
校長先生との話し合いがうまく折り合いがつかず、行き詰った場合はどうすればいいでしょうか?
その場合は、学校教育課に相談します。
ここには特別支援教育専門の担当指導主事がいるので、相談に乗ってくれるようです。
次回は、さまざまなケースについて、見ていきます。
障害児の就学 その3 最終決定に向けて
前回のつづきです。
3回の教育相談を終えて、就学指導委員会による審議の結果も校長のもとに届きました。
いよいよ、最終決定に向かいます。
その前に、どんな決定が考えられるのか、その選択肢をおさらいしておきましょう。
障害のない子は「普通学級に在籍」のワンパターンしかありませんが、障害のある子は次のどれかになります。
注意しなければならないのは、判定というのは重みのあるもので、たとえば5の特別支援学校(養護学校)には、その判定が出た子でないと入学できないということです。
というのも、1の普通学級は生徒35人につき先生ひとりなのに対し、3、4の特別支援学級は生徒8人につき先生ひとり、特別支援学校というのは生徒3人につき先生2人という割合で、より手厚くなっています。
それだけ人件費がかかるのですから、判定という客観的な妥当性がないと、その子にそれだけのお金をかけるのは許されないわけです。
ですから、当然のことながら、教育相談を申し込まないでいると、1の普通学級にしか入れず、その子に必要な支援が受けられないので注意が必要です。
また、「なんで普通学級にどう見ても障害のある子がいるの。親のエゴじゃないの」と親を批判する人がいたとしても、就学指導書でプロの集団が「この子は普通学級に入れて指導することが望ましい」と判断した場合は、親が希望したとしてもよりお金のかかる特別支援学級等には入れませんので、事情をよく知らないで批判することは避けた方がいいと思います。
もちろん、どんな場合でも、親も学校もよく話し合った上で出す最終結論ですから、なんの責任もない外野の人が口を出す筋合いのことではありませんけどね。
親も、判定結果を待っている間に、特別支援学校や特別支援学級を(できれば本人を連れて)見学に行き、子どもの反応も見ながら、判断の参考にすることがお勧めです。
つづく
3回の教育相談を終えて、就学指導委員会による審議の結果も校長のもとに届きました。
いよいよ、最終決定に向かいます。
その前に、どんな決定が考えられるのか、その選択肢をおさらいしておきましょう。
障害のない子は「普通学級に在籍」のワンパターンしかありませんが、障害のある子は次のどれかになります。
1 普通学級に在籍、配慮しながら指導することが望ましい
2 普通学級に在籍、通級指導教室(ことばの教室)に通うことが望ましい
・・・これは、制度はできたもののまだ現在体制が十分に整っていません。
長野市では山王小学校、三輪小学校、通明小学校、川中島小学校の4校に設置されています。
3 小学校の特別支援学級(知的障害)に入ることが望ましい
4 小学校の特別支援学級(自閉症・情緒学級)に入ることが望ましい
5 特別支援学校(養護学校)に入学することが望ましい
・・・特別支援学校は、中度~重度の障害の子が対象です。
注意しなければならないのは、判定というのは重みのあるもので、たとえば5の特別支援学校(養護学校)には、その判定が出た子でないと入学できないということです。
というのも、1の普通学級は生徒35人につき先生ひとりなのに対し、3、4の特別支援学級は生徒8人につき先生ひとり、特別支援学校というのは生徒3人につき先生2人という割合で、より手厚くなっています。
それだけ人件費がかかるのですから、判定という客観的な妥当性がないと、その子にそれだけのお金をかけるのは許されないわけです。
ですから、当然のことながら、教育相談を申し込まないでいると、1の普通学級にしか入れず、その子に必要な支援が受けられないので注意が必要です。
また、「なんで普通学級にどう見ても障害のある子がいるの。親のエゴじゃないの」と親を批判する人がいたとしても、就学指導書でプロの集団が「この子は普通学級に入れて指導することが望ましい」と判断した場合は、親が希望したとしてもよりお金のかかる特別支援学級等には入れませんので、事情をよく知らないで批判することは避けた方がいいと思います。
もちろん、どんな場合でも、親も学校もよく話し合った上で出す最終結論ですから、なんの責任もない外野の人が口を出す筋合いのことではありませんけどね。
親も、判定結果を待っている間に、特別支援学校や特別支援学級を(できれば本人を連れて)見学に行き、子どもの反応も見ながら、判断の参考にすることがお勧めです。
つづく
障害児の就学 その2 教育相談
前回のつづきです。
さて、まずは小学校の校長先生のところへ行って、教育相談の申し込みをしてもらいました。
教育相談というのは、3回あります。
1回目・・・親が子どもと一緒に相談室へ出向きます。(長野市の教育センター教育相談室は、長野市鶴賀の南部小学校のかたすみ(?)にあります)
子どもは様子を観察されたり、知能テストなどを受けるようです。
親は面談し、検査用紙などへ書き込んだりします。
この1回目の諸検査や面談の結果は就学指導委員会というものに伝えられ、そこでその子の就学先にはどこがふさわしいかの審議を行います。
(その結論は、「就学指導書」として小学校の校長あてに送られます)
この結果が出るのに、その子によっては数カ月かかる場合があるので(医師の診断が必要な子など)、申し込みは早い方がよいのです。
(あまり遅いと、来年度の教員数を決める会議に間に合わない)
2回目・・・相談員がその子のいた幼稚園や保育園に出向いて、その子の日ごろの生活の様子を観察します。
これまでは2回しかなかったと思うのですが、今は必要に応じて3回目もやってくれるようです。
3回目・・・親と学校・園、相談員との話し合いです。
実は、判定結果だけを伝えられ、その詳しい内容まで教えてもらえないのはひどいな~と常々思っていました。
親なのだから、我が子の受けた検査の結果くらい知る権利があるというものです。
また、判定は就学先を決める上でかなり重要なウェイトを占めるものですから、就学指導委員会でどんな話が出て、どんな意見が出され、どんな流れでこのような判定に至ったのか、親は知る権利があるはずです。
それは、親が最終結論を出す上でとても参考になるものですし。
また、知能テストをしたなら、自分の子のどの辺が弱く、どの辺を支援していったらいいのか、今後のためにも聞いておきたいと思うのが普通です。
詳しい内容を聞いてショックを受けると困るからという配慮だったら、そんな余計な温情は今さらいりませんし。(笑)
そうしたら、今は詳しい話を聞きたい親には必ず3回目の相談も行ってくれるそうです。
ですから、3回目を希望する場合は、1回目の教育相談のときに、お願いしたい旨をはっきり伝えておくとよいようです。
つづく
さて、まずは小学校の校長先生のところへ行って、教育相談の申し込みをしてもらいました。
教育相談というのは、3回あります。
1回目・・・親が子どもと一緒に相談室へ出向きます。(長野市の教育センター教育相談室は、長野市鶴賀の南部小学校のかたすみ(?)にあります)
子どもは様子を観察されたり、知能テストなどを受けるようです。
親は面談し、検査用紙などへ書き込んだりします。
この1回目の諸検査や面談の結果は就学指導委員会というものに伝えられ、そこでその子の就学先にはどこがふさわしいかの審議を行います。
(その結論は、「就学指導書」として小学校の校長あてに送られます)
この結果が出るのに、その子によっては数カ月かかる場合があるので(医師の診断が必要な子など)、申し込みは早い方がよいのです。
(あまり遅いと、来年度の教員数を決める会議に間に合わない)
2回目・・・相談員がその子のいた幼稚園や保育園に出向いて、その子の日ごろの生活の様子を観察します。
これまでは2回しかなかったと思うのですが、今は必要に応じて3回目もやってくれるようです。
3回目・・・親と学校・園、相談員との話し合いです。
実は、判定結果だけを伝えられ、その詳しい内容まで教えてもらえないのはひどいな~と常々思っていました。
親なのだから、我が子の受けた検査の結果くらい知る権利があるというものです。
また、判定は就学先を決める上でかなり重要なウェイトを占めるものですから、就学指導委員会でどんな話が出て、どんな意見が出され、どんな流れでこのような判定に至ったのか、親は知る権利があるはずです。
それは、親が最終結論を出す上でとても参考になるものですし。
また、知能テストをしたなら、自分の子のどの辺が弱く、どの辺を支援していったらいいのか、今後のためにも聞いておきたいと思うのが普通です。
詳しい内容を聞いてショックを受けると困るからという配慮だったら、そんな余計な温情は今さらいりませんし。(笑)
そうしたら、今は詳しい話を聞きたい親には必ず3回目の相談も行ってくれるそうです。
ですから、3回目を希望する場合は、1回目の教育相談のときに、お願いしたい旨をはっきり伝えておくとよいようです。
つづく
障害児の就学 その1 はじめの一歩
障害のない子どもたちは、ある一定の年齢になると自動的に学区の小学校に入れますが、障害のある子どもたちの場合はちょっと違っています。
他の子どもたちとの分かれ道になるこの時期は親も重大な選択を迫られ、おおいに悩み、学校ともよく話し合って、最終的な結論を出します。
今回からシリーズで、長野市の障害のある子どもたちが小学校に入るまでを書いてみたいと思います。
来入児(来年小学校に入る子どもたち)の担当をしているのは、教育委員会です。
(1)地区の小学校の校長に連絡を
まず最初に、障害のある子どもの親がすることは、年長さんの学年にあがったら、できるだけ早く学区の小学校に電話をし、本人を連れて校長先生と会うことです。
できれば6月まで、遅くとも夏休み前までには行動を起こさないと、いろいろなことが間に合わなくなってしまいます。
長野市の子どもは、どんなに障害が重くても、どんなに親が「養護学校へ」と決めていても、まず第一には、その地区の小学校の子どもなのです。
校長先生は、できれば、養護学校へ行くと決まった子どもについても、写真をとってプロフィールと共に学校に貼るなりして、その地区にいる、障害のある子どものことを一般児童にも知らせ、何かの折にでも紹介してほしいと思います。
たまたま障害があるから別の学校で勉強するだけで、この地域の子どもであることに変わりはないのですから。
養護学校から家に帰ってきた子どもと出会ったときに、地域の同年代の子どもが「あ、○○くんだ」「こんにちは」と声をかけてくれたら、親にとってこんなに嬉しいことはないのですから。もちろん、本人にとってもです。
小学校の入学式に、養護学校へ入学したお友達のことをきちんと紹介してくれる校長先生もいらっしゃるそうです。
これから、そういうことが増えていけばいいな、と思います。
(2)学校長に親の思いを話し、学校長に「教育相談」の申し込みをしてもらう
教育相談というのは、その子に特別な支援が必要かどうか、必要だとしたらどんな支援が必要かを判断するもので、とても大事なものです。
この教育相談によって、最終的にその子には特別支援学校(養護学校)、特別支援学級、普通学級のどこが適切かという判定が出ますが、そこで認められた子しか、普通学級以外のところには受け入れてもらえないのです。
判定というものは、障害のある子が普通小学校に入ってくるのを防ぐために行われているのではありません。
逆で、障害のない子が特別支援学級や特別支援学校(養護学校)に入ってくるのを防ぐために行われているのです。
それは、養護学校は生徒数に対して教師の数が多く、手厚い指導が受けられますが、必要もないのに多くの人件費をかけることは許されないからです。
また、養護学校とは地域の普通小学校に入るだけの能力がない子が行くところではありません。
養護学校は、地域の普通小学校の教師集団と環境に、その子に見合った教育をするだけの力量と体制がない場合に行くところなのです。
ですから、将来的には、子どもの数も減って空き教室も増えて、失業状態の教師が増えてくるならば、障害のある子どもたちを地域の小学校の同じ校舎で学ばせ、障害のある子もない子も交流できるような社会が望ましいのではないかと思っています。
続く
他の子どもたちとの分かれ道になるこの時期は親も重大な選択を迫られ、おおいに悩み、学校ともよく話し合って、最終的な結論を出します。
今回からシリーズで、長野市の障害のある子どもたちが小学校に入るまでを書いてみたいと思います。
来入児(来年小学校に入る子どもたち)の担当をしているのは、教育委員会です。
(1)地区の小学校の校長に連絡を
まず最初に、障害のある子どもの親がすることは、年長さんの学年にあがったら、できるだけ早く学区の小学校に電話をし、本人を連れて校長先生と会うことです。
できれば6月まで、遅くとも夏休み前までには行動を起こさないと、いろいろなことが間に合わなくなってしまいます。
長野市の子どもは、どんなに障害が重くても、どんなに親が「養護学校へ」と決めていても、まず第一には、その地区の小学校の子どもなのです。
校長先生は、できれば、養護学校へ行くと決まった子どもについても、写真をとってプロフィールと共に学校に貼るなりして、その地区にいる、障害のある子どものことを一般児童にも知らせ、何かの折にでも紹介してほしいと思います。
たまたま障害があるから別の学校で勉強するだけで、この地域の子どもであることに変わりはないのですから。
養護学校から家に帰ってきた子どもと出会ったときに、地域の同年代の子どもが「あ、○○くんだ」「こんにちは」と声をかけてくれたら、親にとってこんなに嬉しいことはないのですから。もちろん、本人にとってもです。
小学校の入学式に、養護学校へ入学したお友達のことをきちんと紹介してくれる校長先生もいらっしゃるそうです。
これから、そういうことが増えていけばいいな、と思います。
(2)学校長に親の思いを話し、学校長に「教育相談」の申し込みをしてもらう
教育相談というのは、その子に特別な支援が必要かどうか、必要だとしたらどんな支援が必要かを判断するもので、とても大事なものです。
この教育相談によって、最終的にその子には特別支援学校(養護学校)、特別支援学級、普通学級のどこが適切かという判定が出ますが、そこで認められた子しか、普通学級以外のところには受け入れてもらえないのです。
判定というものは、障害のある子が普通小学校に入ってくるのを防ぐために行われているのではありません。
逆で、障害のない子が特別支援学級や特別支援学校(養護学校)に入ってくるのを防ぐために行われているのです。
それは、養護学校は生徒数に対して教師の数が多く、手厚い指導が受けられますが、必要もないのに多くの人件費をかけることは許されないからです。
また、養護学校とは地域の普通小学校に入るだけの能力がない子が行くところではありません。
養護学校は、地域の普通小学校の教師集団と環境に、その子に見合った教育をするだけの力量と体制がない場合に行くところなのです。
ですから、将来的には、子どもの数も減って空き教室も増えて、失業状態の教師が増えてくるならば、障害のある子どもたちを地域の小学校の同じ校舎で学ばせ、障害のある子もない子も交流できるような社会が望ましいのではないかと思っています。
続く