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コミュニケーションの方法その3 電子機器を使う

2010年09月27日

 Kchan at 19:10  | Comments(0) | 療育
前回は、絵カードでお話する方法について書きました。

絵カードは、わかりやすいのですが、欠点もあります。
それは、絵カードという「物」を介するため、初期のコミュニケーションの頃はいいけれど、だんだん月日が経つにつれ、たくさんカードを作らなくてはならないし、カードが増えてくると持ち運びも大変だということです。

絵カードがある程度の枚数になると今度は話し言葉が出てきて、話し言葉と入れ替わっていく子どももいますが、中には話せるようにならずにどんどん絵カードが増えていくケースもあるようです。

さらに、子どもが大きくなると、自分に言いたいことがあっても、そこにある絵カードの選択肢だけに行動や表現が制限されてしまう(たとえば、本当は違うことをやりたい/言いたいのに、選択肢の中になく、選べないなど)という問題が出てくることがあるそうです。
つまり、絵カードによって自分を表現するはずのものが、逆に絵カードによってコントロールされていると感じることも出てくるようです。

子どもの心の世界に見合った、たくさんの絵カードを用意するのは大変です。また、膨大なカードの中から選ぶのも大変です。

そこで、枚数が増えてくると、電子機器に移っていくという方法があるようです。

1)iPhone.iPod Touch.iPadなどで使えるVoice4u(ヴォイスフォーユー)
http://voice4uaac.com/jp/

2)前回紹介したDroplet Projectが開発したDrop Talk
(iPhoneやiPod touchにインストールして使う)

http://droplet.ddo.jp/droptalk/

いずれも、カテゴリ別に選んでいって、絵を選ぶと、それを音声にしてしゃべってくれるようです。
(私は使ったことがありません^^;)

3)トーキングエイド(ライトもあり)
これは、絵カードではありませんが、字の読み書きはできるけれどしゃべれないという人のためのツールです。
ひらがなの読み書きができるようになれば、それをゆっくり押していって、まとめて声にしてしゃべってくれるというものです。

http://hustle-club.com/at/product_tal.html


・・・他にもいろいろあるのかもしれませんが、私が知る限りこのくらいです。

これからさらにいろいろと技術が進歩して、おしゃべりが苦手な人たちのためのコミュニケーションを助けてくれるといいな、と思います。
  


コミュニケーションの方法その2 絵カードでお話

2010年09月13日

 Kchan at 08:26  | Comments(0) | 療育
前回は、手を使ってお話する方法について書きました。

手を使ってお話する方法はとても便利ですが、欠点がいくつかあります。
ひとつは、手話やマカトンを知らない人とは話が通じないこと。
もうひとつは、手の動きを真似できるという能力が要求されることです。

絵カードでお話することは、手の動きを真似するよりもさらにハードルが低く、しかも誰にでもわかってもらえるというメリットがある方法です。

たとえば「今日のお昼になに食べたい?」「なにして遊びたい?」と聞くと、いろんな絵カードの中からサンドイッチの絵を出したり、砂遊びの絵を出してきたりします。
こうして、簡単にコミュニケーションをとることができるのです。

絵カード療育の代表的なものがPECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)です。
もともとは自閉症の子を対象に開発されたものですが、今はその他のことばでのコミュニケーションが難しい知的障害の子たちにも使われています。

日本ではピラミッド教育コンサルタントオブジャパン(株)という会社がさまざまなワークショップや教材販売をやっています。
http://www.pecs-japan.com/

これまた大都市でしか開かれないものですが、PECSは本も出版されています。

「自閉症児と絵カードでコミュニケーション―PECSとAAC」
(アンディ ボンディ ・ロリ フロスト、二瓶社)

『絵カード交換式コミュニケーションシステムトレーニングマニュアル第2版』
(著者:ロリ・フロスト女史/アンディ・ボンディ博士 それいゆ出版部)
http://fromavillage.cart.fc2.com/?ca=1(購入はメールで申し込むようです)


絵カードを作るのが大変、という声もあると思いますが、既成の絵カード集を利用するのも手だと思います。

長野県には、絵カード療育について全国、いや海外にまで利用が広がっているイラストを作成している団体が2つもあります。(私の知る限り)

ひとつは、信州大学教育学部教授の小島 哲也氏が理事長をつとめるNPO法人AACサポート

ホームページ:http://homepage.mac.com/aac_support/
http://web.me.com/aac_support/AAC_SUPPORT/Welcome.html

もうひとつは、長野県稲荷山養護学校(千曲市)の青木高光教諭らのグループがやっているドロップレット・プロジェクト(Droplet project)
ホームページ:http://droplet.ddo.jp/

いずれも絵カード用のイラストを提供しています。
長野市、長野県に、こういう支援グループがあることはうれしいですね。face02

余談ですが、
9月10日~23日、佐久市佐久平駅北の元麻布ギャラリー佐久平でドロップスの展覧会が現在行われています。(会期中は無休、入場無料)
http://droplet.ddo.jp/info/#info_2010-09-05

ちょっと長野市からは遠いけど行ってみたいな~。  


コミュニケーションの方法その1 手を使ってお話

2010年09月12日

 Kchan at 00:40  | Comments(4) | 療育
話すことは、コミュニケーションのための手段に過ぎないと書きました。
思いを伝える方法は、いくつかあります。

ひとつが、手を使ってお話する方法です。

実は、ことばの出ない知的障害児も、赤ちゃんも、ろう者も、しゃべることができないという一点で共通しています。
その人たちのために考案された、手でおしゃべりする方法がそれぞれあります。
知的障害児のためのものがマカトン、
赤ちゃんのためのものがベビーサインまたはファーストサイン
ろう者のためのものが手話(日本手話)です。

実は口でお話するよりも、手で話す方がハードルが低いのです。
そのため、話し言葉は通常1歳過ぎから出てきますが、ろう者の親子は生後9ヶ月くらいから手話で会話していると言われます。
そんなことに注目し、お話できない赤ちゃんとも会話したい!という願いから生まれたのがベビーサイン・ファーストサインです。
また、口ではお話できないけれど、手でならお話できる知的障害者もいます。
手でお話って便利ですね。

♪♪♪

残念ながら、長野で母親にマカトンを教えてくれるところはありません。
(日本マカトン協会というところがセミナーを行っていますが、長野では行われないのです)
日本マカトン協会:ホームページ
http://homepage2.nifty.com/makaton-japan/

そこで代わりとして、ベビーサインやファーストサインと呼ばれるものや、ろう者のための手話を学ぶ人もいます。

ろう者が使っている手話を学びたい人は、手話サークルに参加するといいです。
長野県内では、以下のところで手話サークルが行われています。
ろう者の方々も参加していて、実践的な生きた手話を学ぶことができるようです。

http://w2.avis.ne.jp/~sun-lib/communication/Circle19.html

一方ベビーサイン・ファーストサインの方は、ライセンスをもった教師が長野県にいて教室を開いているようです。

日本ベビーサイン協会
http://www.babysigns.jp/babysigns/index.html

長野県内の教室
http://www.babysigns.jp/schools/locate/index.php?category2=%c4%b9%cc%ee%b8%a9

長野市内にはふたりの先生がいるようです。
●お手てで話そう!ベビーサイン長野教室
 義家 真理子先生 
 高田五分一の Day and Living2階にて
●「はじめよう♪ベビーサイン!」長野トイーゴ教室
 福島 美恵先生
 (もんぜんぷら座斜め向かいトイーゴビル3F)
詳しい連絡先は上記の「長野県内の教室」リンクをご覧ください。

ファーストサインとは
http://royal-web.net/baby/firstsign01.html

ファーストサインの先生は長野市にひとりいらっしゃるようです。
●癒しの資格取得スクール~さら~ 長野市豊野町石にて
 根津圭子先生
  http://www.royal-web.net/school/sara/
ホームページ:http://sara-nagano.com/


ベビーサインとファーストサインの違いは、おそらく団体(会社)の違いだと思います。
サランラップとクレラップの違いのような・・・(?)

つづく  


ことばのない子のコミュニケーション

2010年09月05日

 Kchan at 00:50  | Comments(0) | 療育
知的障害者の中には、大人になってもことばがしゃべれるようにならない人がいます。
しゃべれるようになったとしても、何を言っているかいまひとつ聞き取りにくいとか。

知的障害のある子どもをもつ親としては、ことばの獲得が、一番の関心事といってもいいかもしれません。

でも、このような子どもを育てているうち、ある大事なことに気づかされました。
それは、
ことばとは、話し言葉だけではない
ということです。
「ことばとは、コミュニケーションの手段であり、コミュニケーションできる力をつけることの方が、しゃべることそのものよりも、よっぽど大事」
ということ。

前回聴覚障害者についてちょっと触れましたが、現代ではもちろん、耳の聞こえない子どもにも、ことばを習得するノウハウができています。
手話」というコミュニケーション方法がそのひとつです。
聴覚障害のある人で、東大に合格した人もいます。
弁護士として活躍している人もいます。
大事なのは、「しゃべれる」ことよりも、コミュニケーションできることなのです。

わたしたちだって、しゃべれても、うまくコミュニケーションできてないことってありますよね・・・。
しゃべることは、あくまでコミュニケーションという目的の手段にすぎないんですよね。

♪♪♪

障害のある子どもをもってから、話せない子にもいくつかコミュニケーション方法があることを知りました。

次回はそれについて書きたいと思います。